台湾産業界の 「隠れたチャンピオン」
2021 / 4月
台湾には一般には知られていないものの、世界的に重要な役割を果たす、実力を持つ「隠れたチャンピオン」が存在する。
例えば、研磨に用いるグラインディング・ホイールを十万種も生産するメーカーや、マイクロギヤモーターやサーボモーターを米軍の救急用ボーンドリルや、テスラのドアロックなどに提供する機械メーカー、それに合成樹脂からスタートして世界シェアトップのドライフィルムフォトレジスト技術を開発した企業、世界第3位のマーケットシェアを誇るエコ発泡プラスチックのメーカーなどだ。今月の『光華』のカバーストーリーで、こうした台湾の「隠れたチャンピオン」の背後の物語をお読みいただけば、これらの企業がどのようにチームの結束力を高め、無限の可能性を探り、その創意の実現に不可欠な実行力を発揮してきたかがお分かりいただけるだろう。