台湾へ吹き込むモンスーン

国境を越えた出版と文化交流
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2018 / 7月

文・蘇俐穎 写真・林格立 翻訳・山口 雪菜


出版産業は文化を映す鏡である。台湾では、戒厳令が解除されて以来、民主化が大きく進み、自由な出版環境が構築されたため、出版産業発展の優れた条件が整っている。近年、台湾と東南アジアの文化交流が盛んになり、さまざまな背景や縁によって異国で活躍する人が増え、台湾においても、台湾を代表するとともに東南アジアにも属する作品が生み出されている。


台湾は経済面で東南アジアの多くの国をリードしてきたため、長年にわたって文化的には強い位置に置かれてきた。そのため、東南アジアを扱う書籍は出版されていたものの、相互交流という面では十分ではなかった。例えば認知度の高い「マレーシア華人文学」の分野でも、著名作家と言えば李永平、張貴興、黄錦樹、鍾怡雯、陳大為など、台湾在住のマレーシア華僑ばかりで、マレーシア在住作家は知られていなかった。

松鼠文化:マレーシア在住作家の作品

2014年、当時まだ翻訳者として働いていた頼凱俐は、友人から送られてきたマレーシアの文学書を2冊手にし、新しい光が差したように感じた。多くの人は知らないが、マレーシアの華人は台湾に大きな親しみを感じている。台湾の映像作品やエンターテインメントが同国で広く知られているからだけではなく、多くの人がかつて白先勇や龍応台、李敖といった台湾の著名作家の作品に触れてきたからでもある。

台湾からの一方的な書籍輸出という現状について、頼凱俐は「台湾の文学出版は盛んですが、他の地域の華文作品についてはよく知らず、対外交流が希薄なのは残念なことです」と言う。そこで彼女は2016年に出版社、松鼠文化を設立し、マレーシア華人文学を台湾で出版することにした。

松鼠文化が出版した本を見ていくと、マレーシア華人作家の新鮮な名前が並び、それぞれの作品から、台湾とマレーシアとのつながりが浮かび上がる。例えば林韋地の『消失了妳我的国(消えた私たちの国)』を見てみよう。マレーシア生まれの林-韋地は、両親とともに4歳から小学校卒業まで台湾に暮らし、進学のために帰国した。その後も「頭の中は台湾でいっぱい」で常に台湾に特別な思いを抱いてきた。その後、マレーシアの教育体制のためにイギリス留学の道を選ぶほかなく、その後はシンガポールに居を構えて働いている。東南アジア各地を行き来する彼の半生は、華人の離散経験の縮図であり、流浪する心模様が繊細に描かれている。

華人の文芸評論誌『季風帯』

幼い頃から読書や作文が好きだった林韋地は、常に文壇の動向に注意し、文化事業にも関わってきた。自らを「スラッシュ青年」と呼ぶ彼は、医者としての本業の他に、シンガポールの書店やマレーシアの大将出版社の役員も務め、華文文壇で活躍している。2016年、マレーシアには文芸評論が欠けていると感じ、評論季刊誌『季風帯(モンスーン・レビュー)』を創刊した。

中興大学台湾文学・跨国文化研究所の詹閔旭・助教は「ひとつの文学圏がレベルアップするには文芸評論がなくてはならない」と言う。その使命を担った『季風帯』は「マレーシア華文文学批評の不足」「シンガポールの華文文学」「ブックフェアと出版産業」「同性愛文学」「文学教育」といったテーマを打ち出し、台湾、香港、シンガポール、マレーシアなどの華文地域の学者・専門家に文章を依頼している。こうした活動を通して、華文評論の発展を促したいと考えている。

『夜行:台湾・マレーシア小説選訳』

こうした民間の自発的な出版の他、政府の新南向政策の下、政府文化部でも台湾文学の外国語訳を積極的に推し進めている。マレーシアの華人学者である張錦忠と荘華興が共同で編纂・翻訳した『夜行:台湾・マレーシア小説選訳』は2017年末にマレーシアの三三出版社から出版された。

この本の出版計画は台湾文学館が推進したものだが、計画当初から編集には何の制限も提示しなかったことは興味深い。完成した本を開いてみると、台湾文学の主流である閩南人作家や外省人作家の作品はなく、客家人作家である鍾理和や先住民作家のシャマン・ラポガンやワリス・ノカン、そしてマレーシア華人作家の李永平、張貴興、黄錦樹といったエスニック・マイノリティの作品が並んでいる。

外国語に翻訳される台湾文学選の多くは、さまざまな作家の筆を通して台湾の姿を描き出すもので、観光宣伝フィルムのように、外国の読者が台湾をイメージできるようにするものが多い。しかし『夜行:台湾・マレーシア小説選訳』はそうではなく、対話の可能性を探るものである。計画の開始当初から台湾在住のマレーシア華人である張錦忠に台湾側の代表を任せたこと自体が大きな突破口となった。詹閔旭は「張錦忠が選んだ作家はいずれも台湾文学を代表するもので、そこからも台湾文学の豊かな包容性が見て取れます」と言い、さらにこう説明する。「これまで私たちは外国の人々に、台湾の文化や歴史を伝えようとしてきましたが、今は台湾の価値、すなわち民主主義や自由、そして多様な文化への包容力を伝えようとしています」

張錦忠によると、作品を選ぶにあたって考えたのは、台湾とマレーシアの共通点だったという。台湾の先住民作家は海洋文化とオーストロネシア語族の特性を持つという点でマレーシアと重なる点がある。また台湾とマレーシアに共通するエスニックという課題がさらに対話を広げるきっかけとなる。例えば、鍾理和の作品「假黎婆」の٠假黎婆というのは先住民族に対する台湾の呼称で、先住民に対する漢人の思い込みや衝突、融合を描いた作品である。マレーシア人作家・楊謙頼は、自身が異なるエスニックの血を引いており、マレー語で著した「老人世界」は、華人の後裔がマレーシアの先住民族に嫁ぐ物語である。

「異民族、言語、宗教などはいずれも『他者』がもたらしたものですが、私たちが他者を見る時、しばしばステレオタイプのイメージを抱き、また文化の相違から相手を蔑視することもあります。しかし、他者をどう見るかということには己が反映されています。これらの作品では、こうした問題が浮き彫りにされています」と張錦忠は言う。多様なエスニックからなる台湾とマレーシアにおいて、政府主導という色彩の濃い一冊にはさらに特別な意義と価値があると言えよう。

慢工文化:ドキュメンタリー・コミック

文学作品の他に、2018年にはドキュメンタリーコミック誌『熱帯季風(モンスーン)』が創刊された。この雑誌は創刊前の資金募集段階からネット上で大きな話題になった。台湾では馴染みのないドキュメンタリーコミックを打ち出し、アジア人によるアジアの視点の物語という点を切り口としており、形式もテーマもユニークである。

「漫画によるドキュメンタリーフィルムのようなものです」と慢工文化の黄珮珊編集長は説明する。まだ漫画に対する偏見があり、マーケットの小さい台湾では知られていないが、これは大人の読者をターゲットとした新たなジャンルで、欧米や日本ではすでに20年の歴史を持ち、グラフィック・ノベルとも呼ばれている。

2013年、黄珮珊はまったくの門外漢として慢工文化を設立したが、その動機は単純だった。中国と東南アジアの国境地帯で9年間暮らしたことのある彼女は、その土地の文化の多様性と旺盛な生命力に魅せられていた。劇場設計を専攻し、フランス留学も経験した彼女は、最初はその土地のドキュメンタリーフィルムを撮ろうと考えたのだが、さまざまな困難があり、そこでフランスでよく見たドキュメンタリーコミックを思いついたのだという。そこで方向を転換し、かつて学んだストーリーボードやデザインの技術を、漫画の編集に活かすことにしたのである。

読書家の黄珮珊は、これまで欧米作家がアジアを描いた作品を多数読んできたが、猟奇的でステレオタイプのものが多かったという。だが、長年にわたる僻遠地域での経験とフィールドワークから、そうではないことを確信していた。そこでテーマ設定から作家の養成、マーケティングまで、アジア全体を主体に考えるようになった。

慢工の協力対象はさまざまな分野にまたがる。黄珮珊はSNSや人脈、またワークショップや公募などを通して人材を発掘・育成してきた。

短編作品を集めた『熱帯季風』について、黄珮珊は「多様性というものを伝えたかった」と言う。創刊号には、建築物、動物、盲人、マレーシアの生活など、さまざまなテーマの作品があり、アジアの草の根の力を伝える。レイアウトから装丁まで繊細な仕上がりで、質の高さを感じさせ、台湾の読者に鮮明な印象を残した。

台湾が東南アジアの風景に

暨南国際大学東南アジア学科の林開忠准教授は次のように語っている。いわゆる「東南アジア」というのは、最初は戦略的な必要性から生み出された概念であり、地域研究において多くの限界がある。だが、実際の人の活動は、こうした境界の制限を受けるものではない、と。

現在、ASEAN10ヶ国から台湾まで、人の移動や文化の衝突と融合、さらには出版産業の合作と相互支援まで、国や民族、言語による境界を乗り越え、より大きな包容力をもって交流することが、人々のコンセンサスとなっている。中でも台湾には、非常に恵まれた出版環境があり、また先人が残してきた豊富な文化遺産があるのだから、島国の民として、より広い心でこうした優位性を活かしていかなければならない。

文学の面で、張錦忠はこう語る。「風土は人に大きな影響を与えます。台湾に最も近いのは実際には東南アジアなのですから、台湾文学をそうした水平線で見るべきではないでしょうか」と。さまざまな出版事業に出資している林韋地は、香港、台湾、シンガポール、マレーシアは、いずれも単独では市場が小さすぎ、出版市場が縮小しているのは台湾だけではない。「しかし、香港、台湾、シンガポール、マレーシアの華文地域を合わせ、相互支援できるマーケットを構築すれば、人口5000万人の自由華文市場が生まれます。これは欧州の大国の人口に匹敵し、単独で戦うより圧力も小さくなります」

林韋地と黄珮珊は、期せずして同じようにアジア特有の気象現象を出版物のタイトルにした。これは二人の視点が新たな高みに達していることを意味する。林韋地によると、『季風帯』を創刊した趣旨は、異なる場にいる人々のジャンルを越えた対話を促したいというものだ。マレーシア華人文学に関する評論だけでなく、そこからさらに、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイなどの華人文学へと広げたいと考えている。

台湾は出版産業が盛んで文壇の制度も整っており、多くのマレーシアの華人作家がここで受賞し、本を出すことで華文文学の一角を占めるに至っている。世界の華語圏において台湾の出版産業が影響力を持つからこそ、林韋地と頼凱俐は共同で台湾に季風帯文化社を設立し、代理店としてマレーシアやシンガポールの華文作品を輸入し、国境を越えた交流を促進している。

慢工文化は台湾の優位性を活かし、台湾を出版とマーケティングの基地としているが、黄珮珊は時間をかけて制作した作品を台湾だけでなく、いつかは東南アジアにも売りたいと考えている。「東南アジアは非常におもしろく、マーケットも巨大です。地理的、気候的、文化的にも私たちと共通点がたくさんあります。ただ、まずこちらが扉を開いて相手を受け入れてこそ、向こうも私たちを受け入れてくれるでしょう」と語る。私たちから入っていけば、そこには無限に広がる豊かな景色が広がっていることだろう。

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來自季風帶的新風

跨域交流與出版合作

文‧蘇俐穎 圖‧林格立

圖書出版,就像文化的一幀顯影。台灣自解嚴以來,由於高度的民主化社會與出版環境的自由,為出版產業提供了優異的發展條件。近來,因台灣與東南亞的交流愈發密切,不同的人帶著殊異的背景與機緣,到異國奮鬥求存,最終竟不約而同,在台灣這片沃壤開花結實,長出既代表台灣,又屬於東南亞的創作。


由於台灣在經濟發展的進程領先於多數東南亞國家,所以長久以來,站在文化強勢的位置,因此,即便在台灣每年為數可觀的出版品中,不乏東南亞主題相關書籍,但論及雙邊交流,仍相當受限。好比以具識別度的「馬華文學」為例,在台灣具知名度的馬華作家,如李永平、張貴興、黃錦樹、鍾怡雯、陳大為……等,都屬「在台馬華」作家,還有更廣大「在馬馬華」作家,台灣讀者多是一無所知。

松鼠文化:閱讀「在馬馬華」

2014年,當時還在從事翻譯接案工作的賴凱俐,收到朋友寄來的兩本馬來西亞文學出版品:《假牙詩集:我的青春小鳥》、《我也曾經放牧時間》,這個意外事件,猶如暗室中照進了一束微光,讓她察覺到始終近在身邊,過去卻不曾留意的新風景。

多數台灣人並不知道,馬來西亞華人對於台灣有著強烈的親近感,不只是影視娛樂的流通之故,也因著過去有白先勇、龍應台、李敖等知名台灣作家的作品,滋養著他們的心靈。

有感於文化單方面傾銷的情況,賴凱俐說:「台灣的文學出版很豐富,但去看其他地方的華文作品卻沒有什麼sense,造成內在活動很蓬勃,外在交流卻很稀疏的情況,非常可惜。」她毅然決然在2016年創辦松鼠文化,矢志推動馬華文學在台出版。

循著松鼠文化的書,我們得以看見許多別開生面的馬華作者,台馬連結的線索,也隨著每個作者的生命經歷昭然若揭。好比林韋地的半自傳性小說《消失了妳我的國》,賴凱俐說:「這本書談到馬來西亞的教育、遠距離戀愛等問題,以及作者因為不斷地移動而成為少數,這也是馬華文學的主要特色。」

作為馬來西亞檳城第三代的華人,林韋地在馬來西亞出生,但4歲便跟著父母親來台,直到小學畢業才回國繼續升學之路,自云「整個大腦都很台灣」的林韋地,始終對台灣懷抱著深刻且特殊的情感,長大後因著馬來西亞教育體制的問題,不得不選擇遠赴英國求學,最後卻在新加坡定居工作,至今仍時常奔波於東亞各地的他,本人正是華人離散經驗的一幅小影,顛沛流離的心境轉折,也被細細寫進他的作品中裡。

《季風帶》雜誌:華文評論的新輿圖

因為自小喜愛閱讀、寫作,自然也積極關注華文文壇動態,林韋地在工作之餘,更積極投入文化事業,自稱為「斜槓青年」的他,除了醫生的正職以外,還擁有新加坡草根書店董事、馬來西亞大將出版社董事等多重身分,並以此活躍於華文文壇中。2016年,因著有感於馬來西亞文學評論的匱乏,他出資創辦《季風帶》文學評論季刊。

中興大學台灣文學與跨國文化研究所助理教授詹閔旭指出:「一個文學圈若想要升級,深度的文學評論是必要的。」「創作是把作品留給人,評論是把作品留給歷史,因此,我們需要文學評論。」肩負起時代使命的《季風帶》,目前已推出「重勘馬華文學批評之匱乏」、「新華文學」、「港澳新馬詩評」、「書展及出版產業」、「同志文學」、「文學如何教育」等專題企畫,陸續向台港新馬等華文地區的專家學者邀稿,好比張錦忠、楊邦尼、周若鵬、朱宥勳、鄭羽倫、牛油小生……等人都曾共襄盛舉,戮力向內深化,向外拓展華文評論的發展空間。

《夜行:臺馬小說選譯》:展現台灣價值

除了民間的出版交流自發性地發生,因應政府推動新南向政策,文化部近年積極推動台灣文學外譯。交由兩位馬來西亞華人學者張錦忠、莊華興共同編選、翻譯的《夜行:臺馬小說選譯》,也在2017年年底由馬來西亞的三三出版社付梓。

值得玩味的是,這本由台灣文學館負責執行的小說選集,計畫初始,並沒有給予編者任何限制。然而,當我們翻開書籍,竟不見台灣文學傳統印象中主流的閩南、外省作家,而是客家作家鍾理和、原住民作家夏曼‧藍波安、瓦歷斯‧諾幹,與馬華作家李永平、張貴興、黃錦樹……等少數族群作家的作品。尤其,當我們比對歷史上第一本台馬對譯的小說選集,2014年由中華民國筆會與馬來西亞國家翻譯圖書院共同編選的《臺灣與馬來西亞短篇小說選》,這樣的差異更為顯著。

多數的文學翻譯選本,往往期望藉由不同作家筆下所描繪的台灣風光,向外人拼貼出一幅猶如觀光宣傳片的台灣景觀,《夜行:臺馬小說選譯》反倒異中求同,尋求對話的可能性。在執行的初始,交由在台的馬來西亞華人張錦忠代表台灣方來進行,便已是一大突破,詹閔旭指出:「當我們看到,由張錦忠所挑選的作家,都可以代表台灣文學,就知道台灣文學的包容性有多大。」他詳細解釋:「過去,我們一直試圖告訴別人台灣的文化、歷史是什麼,但現在卻告訴別人台灣的價值,就是民主、自由,以及對多元文化的包容。」

張錦忠分享道,初挑之時,他便思考台灣與馬來西亞之間的共通性,除了台灣的原住民作家具有海洋文化與南島語族的特性,可與馬來西亞接壤,台馬共通的族群議題,更是雙邊對話的主線。好比選入書中,由鍾理和撰寫的〈假黎婆〉,「假黎婆」是台灣人對於原住民的稱呼,故事講述漢人對原住民的想像、衝突與交融;又或馬來西亞作家楊謙來,擁有不同族群混血身分的他,以馬來文書寫〈老人世界〉,敘述華人後代嫁給馬來原住民的故事。

張錦忠說:「異族、語言、宗教都是由於『他者』帶來的,但我們看待他者,時常有刻板印象,又因文化差異而歧視對方;但怎樣看待他者,反映出來的就是你自己,這些文本都在突顯這樣的問題。」在同屬多元族群社會的台馬,且作為官方色彩濃厚的一本書,更具有獨特的意義與價值。

慢工文化:從亞洲出發的紀實漫畫

文學出版品以外,2018年初創刊的《熱帶季風》紀實漫畫雜誌,在正式出版以前的募資階段,便已在網路社群上引起熱議。這本刊物,由台灣讀者所不熟悉的「紀實漫畫」出發,主訴由亞洲人講述具有亞洲觀點的故事,從形式到題材都有獨到之處。

「紀實漫畫,就像是漫畫的紀錄片。」慢工文化總編輯黃珮珊這樣介紹。由於受限於過去台灣社會對於漫畫的偏見,加上市場規模較小,台灣至今仍僅有出版社零星引進,未能形成一股風潮。然而,紀實漫畫是以成人為主要閱讀族群的新興文類,在歐美日等地區發展已有約20年之久,因兼顧視覺美感與內容深度,又被稱為「圖像小說」(graphic novel)。

2013年成立慢工文化之時,「從一個沒有人認識的人,沒有人認識的出版社,做一個沒有人認識的東西。」黃珮珊回憶當時創業的艱辛。一個門外漢憑著愚勇便跨入出版,若要追溯動機卻相當單純。已在中國與東南亞邊境地帶生活約9年的她,深深著迷於當地文化的多元性與旺盛的生命力,由於是劇場設計出身,又有留學法國的經驗,她原想為當地拍攝紀錄片,卻因實際操作時面臨種種困難,才想起過去在法國常見的紀實漫畫,因此轉換方向,甚至將過去所學的分鏡、設計技巧,運用在漫畫編務上。

閱讀量相當龐大的黃珮珊,談到自己讀過許多歐美作家筆下的亞洲,往往帶有獵奇、誇飾的成分,加上難免會重複扁平的刻板印象,但長期的邊疆生活經驗與紮實的田野考察,告訴她並非如此。因此,她從故事的選材企劃、作者的開發與養成,到市場行銷等,都以整個亞洲作為主體來思考。

慢工的合作對象來自四面八方,是黃珮珊運用網路社群、人脈牽線引介,甚至舉辦工作坊、徵稿等方式,多管齊下才逐步開發、培養出來的。趣味的是,這些來自台灣、香港、澳門、馬來西亞、關島……等不同場域的作者,許多都擁有跨域生活、多種專業的特質,也在無形中豐富了作品內涵。好比Jimmeh Aitch(黃駿),今年才代表台灣參加法國安古蘭國際漫畫節的他,本身是台灣的西拉雅族人,目前以語言學家的身分任教於關島大學,由於太太是菲律賓與法國的混血,他以菲律賓的親家為素材,甚至融合語言學上的專業,創作《哈囉哈囉馬尼拉》。

至於集結多篇短篇的《熱帶季風》,黃珮珊說:「這本刊物主要就是希望能傳達出多元性。」以創刊號為例,建築、動物、盲人、馬來西亞生活等不同主題共聚一堂,振聾發聵地傳遞出亞洲草根文化的活力。黃珮珊再將刊物交由首屈一指的平面設計師何佳興操刀,依照每則故事的內容,從排版、選紙、用色等裝幀設計的細節量身訂作,處處可見的細膩講究,讓整本雜誌充滿華麗的質感,與精緻的畫工相互輝映,成功在台灣讀者心中留下鮮明的印象。

台灣成為東南亞的一片風景

暨南國際大學東南亞學系副教授林開忠曾談到,所謂的「東南亞」,最早便是因為戰略需要而被創造出來的概念,區域研究有許多限制性,但人的活動從來不會因邊界的界定而受限制。

如今,從東協十國到台灣,不管是人的離散、遷徙或旅居,文化上的碰撞與混聲,甚至是圖書出版產業的合作與相互支援,跳脫國族、語言的畫地自限,以更大的包容性去想像彼此的互動,似乎已是各方齊聚的共識。尤其台灣擁有得天獨厚的出版環境,以及前人累積下來豐富的文化資產,身為島國子民,更應具備開放的胸襟加以善用。

以文學來說,張錦忠談道:「風土對人的影響很大,跟台灣接近的其實是東南亞,我們何不把台灣文學擺在同一個水平線去看,這樣會不會更好、更豐富。」投資多種文化出版事業的林韋地則提及,港台新馬都有市場太小的困境,尤其如今圖書出版產值紛紛萎縮崩盤,台灣也不是孤例,「但是,如果港台新馬與其他華文地區,可以同步建立起互相支援的市場,那便是約5,000萬人口的自由華文世界,等同歐洲一個大國的人口,壓力會比單打獨鬥來得小的多。」

當林韋地、黃珮珊兩人不約而同破除國家的界線,選擇以亞洲特有的氣候現象為刊物命名,意味著他們的格局都已在新的高度。林韋地說,《季風帶》的立意初衷,即是希望不同場域的人能跨域對話,除了建構馬華文學論述,甚至希望能將關懷視角觸及聲勢更為稀微的新華、菲華、印華、泰華等場域。

台灣因出版產業蓬勃及文壇機制完整,許多馬華作家甚至得藉由在台獲獎、出版,才能在華文世界獲得一席之地。因著台灣出版在華語圈的影響力,林韋地與賴凱俐共同在台灣成立季風帶文化有限公司,以經銷商的角色,積極引進馬來西亞、新加坡的華文出版品,促進跨國的閱讀與交流。

慢工文化則善用台灣在出版上的優勢,以台灣作為出版、行銷的基地,但內容的產出方式則嘗試多方創新。好比媒合畫家陳沛珛與國際獨立記者廖芸婕合作,畫下核災後的車諾比,或者將泰國作家帕達‧雲(Prabda Yoon)的短篇小說〈括弧裡的或然率〉轉譯成漫畫。

不計時間成本投入生產出來的作品,黃珮珊不希望它們只流通在台灣市場,也由於留法的背景,她已經將作品鋪到少數歐洲的書店。不過,她更希望有朝一日,能將版權重新賣回東南亞。她說:「東南亞很有趣,市場也很大,在地理、氣候、文化上,與我們都有親近性,但總要我們先打開來接納人家,人家才會接納我們吧!」只要我們願意融入其中,迎來的將是無限寬廣、富饒的新風景。

Two “Monsoons” Nurture

Transnational Publishing and Exchange

Lynn Su /photos courtesy of Jimmy Lin /tr. by Jonathan Barnard

Publishing industries are windows onto cultures. Since the lifting of martial law in Taiwan, the highly democratic society and the respect for press freedom here have provided outstanding conditions for the development of the publishing industry. In recent years, with numerous exchanges and growing closeness between Taiwan and Southeast Asia, people from Southeast Asia of different backgrounds have seized opportunities to come to Taiwan to earn a living. Consequently the island has become fertile ground for a variety of literary flowers to bloom. These works of art represent Taiwan, but also belong to Southeast Asia.

 


 

Because Taiwan has long been ahead of most Southeast Asian countries in terms of economic development, it has for many years occupied a position of cultural strength. Consequently, even if there are many books published every year in Taiwan, including no shortage of volumes related to Southeast Asia, there are few that discuss both sides of the cultural relationship. Take the much-discussed field of “Malaysian Chinese literature”: The Chinese-Malaysian writers best known in Taiwan are those Malaysians living here. But there is a larger cohort of Chinese-Malaysian writers still living in Malaysia, most of whom are unknown to readers in Taiwan.

Squirrel Culture:

Chinese-Malaysian writers in Malaysia

Regarding concerns about unilateral cultural dumping, publisher Lai ­Kaili says: “The literature being published in Taiwan is rich and abundant, but there’s little interest in looking at the Chinese-language literature of other places. It’s resulted in a situation where we have lots of activity on the inside, but little interaction with the outside world. That’s very unfortunate.” With great determination, in 2016 she founded Squirrel Culture, which aims to publish and promote Malaysian Chinese literature in Taiwan.

From Squirrel Culture’s books, we have gained access to many path-breaking Chinese-Malaysian writers. The threads that connect Taiwan to Malaysia are clearly illuminated through the life experiences of each of the writers. Take, for example, Lim Wooi Tee’s semi-­autobiographical novel Disappeared Nation. He has always harbored deep feelings for Taiwan. Due to issues with the Malaysian education system, once he was grown he elected to go to far-off Britain to study. Eventually, he ended up working in Singapore. Even today, he still frequently travels to various countries in East Asia. He epitomizes the wandering ethnic Chinese, and the experience of displacement is carefully chronicled in his work.

Monsoon Review:

Chinese-language literary criticism

Ever since he was a young child, Lim has loved to read and write, so it was only natural that he paid attention to the Chinese-language literary scene. In his time off from work, he actively threw himself into literary work. He describes himself as a “slash” youth, someone who divides his time between different fields. Apart from his job as a doctor, he is also one of the owners of Grassroots Book Room in Singa­pore, and he remains active in the Chinese-language literary scene there. Feeling that there was a lack of literary criticism on Malaysian Chinese literature, in 2016 he put up the money to found Monsoon Review.

Taking on the mission of reflecting on its era, Monsoon Review has been coming out with special issues, including ones on “Investigating the Lack of Criticism of Chinese Malaysian Literature,” “Singaporean Chinese Literature,” “Assessments of Poetry in Hong Kong, Macao, ­Singa­pore and Malaysia,” “Periodicals and the Publishing Industry,” “Gay and Lesbian Literature,” and “How to Teach Literature.” Monsoon Review has solicited submissions from scholars in Taiwan, Hong Kong, Malaysia and other locales with Chinese-language literature. In the process, it has both given itself greater depth and expanded the space for Chinese-language literary criticism.

Night Walk:

Exploring Taiwanese values

In addition to private-sector publishing exchanges, with the ROC government promoting its New Southbound Policy, the Ministry of Culture in recent years has been actively supporting foreign-language translations of Taiwan literature. Two ­Malaysian Chinese scholars were hired to compile and translate Night Walk (Perjalanan Malam), a bilingual collection of Taiwanese and Malay short fiction, which was copublished in Malaysia at the end of 2017 by Empress Culture and the National Museum of Taiwan Literature.

It’s worth noting that the editors of the collection were never given any limitations in terms of content. Yet when opening the book, one surprisingly doesn’t see the Hoklo Taiwanese and post-1945 mainland Chinese immigrant writers that are the mainstream of literature in Taiwan, but rather works by minorities—Hakka, Aborigines and Malaysian Chinese.

Many literary collections assemble a variety of ­visions of Taiwan, such that the end result resembles a promotional film aimed at tourists. Night Walk takes a different tack, looking for potential for dialogue . That the Taiwan-resident Chinese-Malaysian Tee Kim Tong was approached to represent the Taiwan side in executing the project can be seen as a breakthrough.

Tee Kim Tong notes that at the start of the selection process, he considered commonalities between Taiwan and Malaysia. The similarities between Aboriginal authors and Malaysians—with both featuring oceanic cultures and Austronesian languages—are one major thing they have in common. The hot-button issue of ethnicity in both Taiwan and Malaysia is another. Since both nations are multiethnic societies, the government-­sponsored character of this book even more highlights its importance and significance.

Slowork:

Asian documentary comics

Aside from the aforementioned traditional literary journal bearing the name, there is another Moonson: a documentary comic magazine first published in early 2018. Even in the fundraising stage before publication, it became a hot topic of discussion on social media. The journal takes a “documentary comic” approach that is unfamiliar to many Taiwanese. It mainly features stories told by Asians from an Asian perspective. In terms of both form and content, it is quite unique.

Founding Slowork Publishing in 2013 with rather simple intentions, ­Huang Pei-shan courageously jumped into a business in which she was a novice. Having lived near the border between mainland China and neighboring Southeast-Asian countries for about nine years, she was deeply captivated by the vitality and cultural diversity of those locales. Still earlier, she had majored in theatrical design and technology in college before studying contemporary arts in Marseille. She originally thought of shooting local documentaries but encountered all manner of practical difficulties. At that point, she recalled the documentary comics she had encountered in France and charted a new course, drawing from the cinematic and design techniques she had studied for film and applying them to comics.

Huang, who is extremely well read, describes how she has found that the descriptions of Asia written by many European and American writers focus on an exaggerated sense of novelty, and they often end up conveying carica­tures and stereotypes. Her long-term experience along the border of China and Southeast Asia and her rigorous fieldwork, however, showed her that those stereotypes were inaccurate. Consequently, from planning and selecting material, to writing and development, to marketing, she has taken an Asian-centric approach.

Slowork has found people to work with from many different Asian nations. ­Huang has made ample use of online communities and social networks, even holding workshops and putting out calls for submissions, taking a multipronged approach to developing contributors.

Regarding Monsoon, which presents a compilation of several short works in each issue, ­Huang says, “This publication mainly hopes to convey diverse perspectives.” By bringing together different themes and subjects under one cover, she hopes to convey the vitality of grassroots culture. ­Huang takes the different authors’ works and gives them to the journal’s outstanding designer, Timonium Lake, who serves as art director. Throughout the publication, one notices that the fine attention to detail provides a gorgeous feel, which, when matched with the exquisite artwork, succeeds in leaving an outstanding impression in the minds of Taiwan readers

Southeast-Asian landscape

Lim Khay-thiong of the Department of Southeast Asian Studies at National Chi Nan University mentions that the concept of “Southeast Asia” arose from military strategy, and that there are limitations in terms of studying it as a region. Nevertheless, people’s activities are never restricted by national borders.

Today, as migration, travel and expat living are on the rise, there is a growing consensus in the ten ASEAN countries and Taiwan that their cultures are going to collide and blend with each other. Their publishing industries, moreover, will transcend the limits of ethni­city, language, and national borders, and approach inter­actions with greater inclusivity. Taiwan has a unique publishing environment as well as a legacy of rich cultural assets. As an island people, we need to make good use of our natural open-mindedness. 

In terms of literature, Tee Kim Tong explains, “Place has a big impact on people. Southeast Asia is in fact close to Taiwan, so why don’t we consider them together? Wouldn’t that be altogether better and more enriching?” Lim Wooi Tee, who has invested in various culturally oriented publishing houses, says that ­publishers in Hong Kong, Taiwan, Singapore and Malaysia all face the challenge of being based in small countries with shrinking markets. Taiwan is not unique in that respect. “But if these and other places with local Chinese literature can work in concert to provide market supports, then that collective market of some 50 million people, equi­val­ent to some large Euro­pean nations, will face less pressure than each market would on its own.”

When Lim and ­Huang Pei-shan unwittingly both named their periodicals after the same Asian weather phenomenon, it demonstrated how much they shared in common. Lim notes that the original idea behind Monsoon Review was to create transnational conversations. Apart from fostering discourse about Malaysian Chinese literature, there was the still greater hope that it would include discussion of smaller Chinese-­speaking communities, such as those found in Singapore, the Philippines, Indonesia and Thailand.

In view of the influence that Taiwan has in Chinese language circles, Lim and Lai ­Kaili together founded Monsoon Zone Publishing, a distributor that actively imports Chinese-language works from Malaysia and Singapore. It aims to encourage reading and cultural exchange across borders.

Slowork makes good use of the advantages the publishing industry has in Taiwan, both as a place of publication and as a marketing base. ­Huang doesn’t want their works to circulate merely in the Taiwan market. Rather, she hopes that one day Slowork can resell the rights back to Southeast Asia. “Southeast Asia is very interesting, and its market is large,” she says. “It’s really a lot like us in terms of geography, climate and culture. But we’ve got to be open to accepting other people if we expect them to be open to accepting us!” If we are willing to fit in, we can welcome a vast, new, rich scenery.

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