三峡——古い町並みの新たな力

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2017 / 5月

文・白騏瑋 写真・甘樂文創 翻訳・久保 恵子


昔から、豊かな自然資源を擁する地域に多くの人々が集まり、自ずと集落や街を形成し、そこから地元の条件に合せて特色ある産業や文化を生み出してきた。かつては三角湧と称した三峡は、台北盆地の西南に位置し、三方を山に囲まれ、わずかに西北に大漢渓の川沿いの平野が開けている。百年を超える歴史に洗われたこの町は、独特で魅力的な文化の相貌を具えている。

 


三峡の古い町並みを歩くと、歩道を赤煉瓦のアーケードが覆い、バロック様式の装飾壁が午後の日差しを受けて輝く。清代以降、地理的位置と物産に恵まれた三峡は、水運で栄えた町であった。その産物は茶葉、樟脳、染め物、木材に鉱産物と種々の産業が隆盛に向かい、三峡の町は商家が集まり繁栄を謳歌していた。日本時代となると、大正4年(1915年)の都市計画により、現在の街区と建築が生まれたのである。

水運により隆盛を迎えた町だが、運河が掘削され陸上交通が発達すると共に、交通の要衝としての地位を失い、没落していった。古い町並みは建物が老朽化し、商家は外に移転して、取り壊しが検討されたが、2004年に政府の主導により整備計画が推進され、2007年に新しく蘇った。商店が戻り、観光客が訪れる三峡の古い町並みに新しい歴史が始まった。

一世紀の盛衰を見守る赤煉瓦街

繁栄、没落、再建、再生を経て、三峡の町は2016年に百周年記念を迎えることとなった。かつては産業によって発展した町だが、一世紀を経た今では観光客で賑わう通りとなり、かつての商家の生業はわずかに残る看板の文字や図案で推し量るしかない。

通りを歩くと、様々な匂いや音が漂い、いろいろな形が文化の跡を思わせる。この古い街には、今でも多くの伝統工芸産業が残されており、職人が生業を守り、三峡特有の文化の風景と香りを織りなしているのである。

交通の便が良く、水が豊かで、自然の作物が採れるという条件を備えた三峡は、台湾北部最大の染色業の中心であった。よく見ると、町並みのあちこちに「染坊(染物屋)」の看板が残されているのに気づく。三峡の藍染は一度は没落したが、今では地域の有志の努力があり、三峡染の看板を再び掲げている。

百年の文化を伝える三峡の藍染

三峡の藍染文化復興計画に参加した廖宝桂は、「藍染の色は不思議で、深みがあり、その無限の可能性が魅力です」と話す。山中で染料の原料となる植物の大菁(タデアイ)を見つけてから、彼女と藍染との切れぬ縁が生れた。大菁を採集して自ら染料を作ることで、廖宝桂は藍染の奥深さを体得していった。「大菁を採集し、水に浸して叩き、沈殿を繰り返すことで、よい藍玉が生まれ、染色が安定します」と言う通り、手間暇かかる工程を通して、美しい理想の藍色が生まれ、それが染め職人の技法により、独自の作品となっていく。10数年の経験を積み、技法と素材の組み合せを試し、三峡の文化的特色を取り入れて、新たな作品を生み出してきた。廖宝桂は地元の染料を使った手染の藍により、三峡染の百年の歴史を受け継いでいくのである。

三峡の祖師廟は、三峡、土城、鶯歌、大渓など地域の信仰の中心である。1974年に三回目の大改築が行われ、地元出身の芸術家・李梅樹教授が中心となって、建築、木彫、石彫、銅彫刻などの優れた作品が集められ、東方芸術の殿堂と称されるまでになった。今日に至るも、地元の人々の信仰を集める廟なのである。

木彫、陶芸の東方芸術の殿堂

木彫師の洪耀輝は、1986年から2001年にかけて祖師廟の修復に加わった。中学を卒業してから木彫を始め、師匠について台湾各地の廟を回り、技術の基礎を教わった。

道具袋を開くと、大きさや形の異なる工具が並んでいる。洪耀輝が彫刻刀を操ると、木板が正確に彫られていき、その一彫りの積み重ねが生き生きした作品になる。今の若い人はこんな技を学ばないと、30年を超える経験を有する洪耀輝は言う。その苦労を知りつつ、技の伝承という使命感から、大学に講座を開設し、伝承に期待を繋いでいるのである。

陶芸と言うと、三峡の隣の鶯歌が思い浮かぶ。最初は彫刻を学んだのだが、縁あって鶯歌の陶磁器工場に就職した李志豪は、10年をかけて確かな陶芸の技術と知識を学んだ。

その後、陶芸職人として彼が創作の場に選んだのは三峡であった。もともと彫刻を愛する李志豪は陶芸との融合を試み、自分のスタイル確立を模索していた。「陶芸の創作では土との対話が必要です」と語るように土と火、そして心の調和が陶芸には重要である。彫刻の美を作品に表現するため釉薬を用いず、薪窯を研究し、さらに三峡の土を陶芸素材に用いる。「三峡は環境がよく、水や土の質も良いし、中でも豊かな鉱物質を含んだ土を窯で焼くと、魅力的な趣きの色が生まれます」と話す。

異なる土を使うと、陶器には異なる肌合いが生まれてくる。これに、薪窯の焼成過程で落ちる灰が自然釉となり生み出す色合いが、李志豪の作品に自然な素朴さと独自性を加える。こうして生まれた陶器は、食器でも茶器でも薪窯が生み出す美となり、日常生活に趣きを添える。

古い街の職人技

三峡の社会的企業である甘楽文創(Culture Art and Nature)は、これまで三峡文化の伝承に力を尽くしてきた。創業者の林峻丞は地元出身のUターン転職者で、Uターンする中で故郷を再発見し、その文化の良さを発掘することとなった。甘楽文創は創業6年で、地元の伝統産業の職人20人を取材し、その技術を記録するとともに、地場の伝統産業物語を作成してきた。そこで見たのは職人の確かな技の価値であるが、同時に技を伝え生き残っていくことの難しさである。伝統産業を受け継いでいくには、新しい価値を見出す必要があると林峻丞は考え、そこから「職人小学堂」プロジェクトが動き出していった。

まず最初に、2015年から「職人協奏曲」巡回展示を開始し、それまでまとめてきた伝統産業の記録を整理して、職人の伝統産業物語として小学校で紹介し、子供たちが故郷の文化に触れられるようにした。地元の文化を紹介するだけではなく、一歩進んで職人を学校に招き、その技術を小学校で生で実演してもらうことにした。「学校の中に入っていくことで、子供たちは職人と温かく真心のこもった交流が体験できます。子供の中には職人のある技術にとくに興味をもち、あるいは才能を発揮して、それが文化の伝承への契機となることもあります」と、林峻丞は期待する。三峡地域の小学校8校で巡回展示を行い、地元の子供たちはこれまで見ることのなかった地元の文化に触れることができたのである。

学校での直接交流による体験学習に加え、甘楽文創では2016年から職人小学堂プロジェクトとして、「地域は教室、職人は先生」を理念とし、職人工芸学科を始めた。「伝統産業に運用される知識と技術は、実は学校教育の教科の延長にあり、その実用版とも言えます。子供たちの絶好の生きた教材として使えるし、職人さんは最高の先生なのです」と林峻丞は説明する。各種の展示会やイベントを実施しながら、プロジェクトチームは学校と協力して伝統産業を教育カリキュラムに組み込んできた。例えば、五寮小学校では「子供キャスター」、龍埔小学校では「子供記者の職人取材」計画を実施し、子供たちが地域に入って産業文化と現地で交流することにした。

伝統産業に新しい価値を求めて

「枠に囚われなければ、想像力で教育は変ってくる」という概念を広めようと、甘楽文創と国家教育研究院は、職人小学堂プロジェクトの構想をよりよく表現できる展示を共同で企画している。展示を通して教育の概念を飛躍させる場に広げ、先生方や専門家が知恵を集め、新しい可能性を探ろうとしている。

また、その理念を各地に広めようと、201611月には台北で開催されたアジア最大の教育イノベーション展「雑学校」特別展に参加した。それぞれの地域はそれぞれの産業や文化を有しているのだから、地域や子供を主とした独自のカリキュラムを生み出すチャンスがある。そして、それが台湾の教育の新しい扉を開けると、甘楽文創では考えている。

職人小学堂プロジェクトは始まりに過ぎない。伝統産業を受け継ぎ、文化を発展させていくには産業が生き残らなければならない。便利さや速さを求める現代で、しかも伝統的な文化習慣が変化していく中、伝統工芸は普通の生活から離れてきてしまった。甘楽文創は新しいデザインにより、伝統工芸と人々との間に再び橋を架け直し、伝統工芸の価値を正確に伝えていければと期待する。製品や空間設計を用いて、一般の人々とのつながりを再構築し、伝統工芸の優れた価値を社会に紹介していきたいのである。

新旧を融合した新しい文化の力

「三芸金工」は、甘楽文創がデザイン力で伝統産業を復活させた格好の一例である。伝統的な徒弟制度の下で修業した金工職人の温清隆は、優れた腕を持ちながら、それまでは下請け仕事で生計を立てるしかなかった。それが、甘楽文創のプロジェクトとの出会いをきっかけに、金工職人としての制約から抜け出し、個人ブランドの工房を設立し、製品のデザイン開発を行うようになった。芸術的な作品創作を行いながら、体験教室も併設し、手作りの金属細工の温かみを一般の人にも伝えている。このように伝統産業を棚卸し、訴求対象とのマッチングを行いながら、甘楽文創は新しいデザインを運用し、地域の伝統産業に新しい価値を付加しているのである。

伝統産業のイノベーションのエネルギーは三峡で沸々と湧き上がっているが、甘楽文創ではさらに「大三鶯文旅日興会社」と名付けた観光プロジェクトも開始した。三峡と近隣の鶯歌、大渓を結び付け、「鶯歌の陶芸」「三峡染め」「大渓の木彫」の伝統工芸を展示し、地元の産業や歴史文化の紹介に努めているのである。これと共に、その収入をフィードバックできる制度を構築し、観光収入の10%を地元のNPOに還元し、地域の永続的発展のための基金とすることにしたのである。その文化観光は、社会を変革する手法の一つとなることだろう。

文化を記録することから始まり、教育を革新して、伝統産業復興に力を尽くし、観光で地域を振興して社会に役立てる。甘楽文創は様々な面から切り込み、独創的なモデルで伝統的な職人文化に新しい価値を付与し、歴史ある三峡の町に、新旧を融合させた新たな文化のエネルギーを発酵させているのである。

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Sanxia: A Century-Old City Rises Again

Bai Qiwei /photos courtesy of Culture Art and Nature (CAN) /tr. by Robert Green

Sanxia is located in the southwest corner of the Tai­pei Basin. Mountains rise on three sides and to the west it faces the Da­han River Valley and the coastal plains. Passing through the vicissitudes of a century, the town long ago outgrew its earlier role. Yet a deep, rich cultural heritage has helped to contribute to the unique characteristics and charming appearance of the place today.  


Strolling through San­xia’s red-brick covered walkways, one can see Baroque-style decorative facades glimmering in the afternoon sun. From the Qing Dynasty on, San­xia’s auspicious location and rich natural resources allowed it to rise up as a hub for trade along the local rivers. The trade in tea, camphor, dyed textiles, lumber, coal, and other goods favored the growth of local industry. Businesses sprang up along the streets that now form the old quarter of the town, which became a prosperous commercial center. During the Japanese colonial period, major renovations in 1915 resulted in the architecture still visible today.

The fall and rise of old Sanxia

Because its fortunes were built upon riverine trade, however, San­xia lost its significance as a commercial hub due to the construction of irrigation canals and the completion of transportation networks on land. With the ageing of the structures, many merchants eventually moved out, and for a time the buildings faced the possibility of demolition. In 2004, however, the government initiated a renovation project, and a rejuvenated old quarter was unveiled in 2007. New shops opened up in the old buildings and tourists flooded in. Sanxia entered a new chapter in its history, one that preserved the charming appearance of its past.

Because of the ease of transportation, available water supplies, and ample crops, San­xia was once the chief center for textile dyeing in northern Taiwan. On close inspection, one can still see the names of dyeworks on the facades of the old town. But although commercial indigo dyeing has waned, many have taken up the job of preserving its history.

History in a touch of indigo

From the time she first came upon indigo plants (the raw material for the dye) in the mountains, Liao Bao­gui developed a lasting attachment to indigo dyeing, and today she is involved with the preservation of San­xia’s indigo dyeing culture. By experiencing the harvesting of indigo plants and making dye firsthand, Liao has come to appreciate the wonders of the process. “After collecting fresh indigo plants, they need to be soaked and beaten, and finally the sediment must be separated out,” Liao explains. “Only then can you make good indigo and a stable dyeing solution.”

Only through this meticulous process can the ideal indigo colors be produced, allowing master dyers to use their various techniques to create works of great originality.

A temple treasury for immortal arts

For generations, Zu­shi Temple has been the chief religious center for San­xia, Tu­cheng, ­Yingge, Daxi, and other nearby towns. Rebuilt for the third time in 1947, the construction was led by local artist and professor Li Mei-shu. The temple combines unique architecture with splendid works of art—carvings in stone and wood and copper engravings. It has earned a reputation as a “temple of Eastern arts” and teems with life even today.

Woodcarving master Hong Yao­hui, who worked on the temple reconstruction from 1986 to 2001, began apprenticing as a wood carver after graduating from junior high school. He has traveled all over Taiwan with his teacher, working on wood carvings at various temples and developing a solid foundation in his craft.

Today there are few young people who want to study the craft. After more than three decades of experience, Hong knows the hardships involved. Yet devoted to the mission of passing on his skills, he offers university courses in the hopes of finding students to carry on the tradition.

When ceramics are mentioned, people immediately think of the town of ­Yingge, next to San­xia. But when master ceramist Li Zhi­hao established a creative base, he instead chose San­xia. Li, who originally studied sculpture and started his career in the field, took a job at a pottery by chance. Since he tends to be led by his passions, Li found himself working there for the next decade, accumulating a thorough understanding of pottery making techniques.

Li has taken his passion for carving and combined it with the potter’s art, and through trial and error discovered his own creative path. “In the creative process, one must speak with the clay,” he says. Harmonizing the three elements of clay, fire, and passion is essential to ceramic art, according to Li. In order to highlight the beauty of his engraving on his ceramics, he decided to forgo glazing. He also began to experiment with the firing process and added the local clay of San­xia to his array of raw materials. “San­xia’s natural environment is excellent, including the quality of the water and the clay,” he explains. “San­xia clay is particularly special because it is rich in minerals. After firing in the kiln, enchanting qualities emerge.”

Different types of clay, moreover, produce varied surface textures and patterns. The ash from the firing process also lends the pieces unique coloring, giving Li’s creations a natural, unadorned appearance. But it is the subtle details that reveal the extraordinary attributes of his work. Through its use in different settings—whether as part of tea sets or table settings or as decorative objects—Li’s ceramic art reveals an effortless beauty against the backdrop of daily life.

Traditional craftsmen as educators

Culture Art and Nature (CAN), a local community advocacy group, has been intimately involved with San­xia’s cultural preservation efforts and creating a historical record of its past. The group’s founder, Jeffery Lin, grew up in the area, and when he returned to San­xia he had to get to know it all over again. In the process, he discovered many facets of local culture that were worth treasuring. Through interviews and written documents related to San­xia, over a six-year period CAN pieced together 20 stories that shed light on the town’s traditional industries. Lin discovered that although local craftsmen retain a mastery of their craft, they face a common struggle to preserve and pass on those skills. Lin believes that ensuring the future of these cultural legacies will require finding their worth for a new generation. CAN, therefore, is helping to organize educational activities to cultivate new interest.

As a first step, CAN focused on instilling appreciation for local culture locally. In 2015, it organized an “artisans’ concerto” exhibition that toured schools, putting the written records to good use by introducing the history of local crafts to students. The next step featured demonstrations of traditional craft techniques at the schools and was intended to spark students’ interest in learning about traditional crafts. 

Aside from cultivating active learning, CAN also sees possibilities in the integration of educational activities and craft culture. In 2016, CAN created a program called San­xia Sho­ku­nin School, to foster the concept that the community itself is a schoolroom in which the artisans are the teachers. The new educational concept allows traditional crafts to be folded into the educational experience. “The knowledge and techniques involved in traditional industries are really just an extension, a practical application, you could say, of learning in the classroom,” Lin explains. “We hope that these crafts can become living teaching materials of exceptional quality.”

As well as promoting active-learning and demonstrational activities, CAN’s programming team has also developed a series of special courses at local schools, including a broadcasting program at Wu­liao Elementary and a program at Long Pu Elementary that facilitates interviews with seasoned artists by student reporters. Inviting artisans to schools and encouraging students to explore the community is resulting in lively cultural exchanges.

Finding new meaning in old arts

In order to promote the idea of abandoning old educational frameworks and reforming education through imagination, CAN and the National Academy for Educational Research have been working to flesh out the idea of using the local craft community as a classroom and using exhibitions as a platform for expanding imaginative educational concepts. They hope that by combining teachers from within the school system and the ideas of educational specialists they can find new educational possibilities.

In order to promote these ideas, they also participated in the Za Share EXPO for Innovative Education 2016, Asia’s largest innovation and educational exposition.

The San Yi Metalworking Studio is an excellent example of CAN’s influence on traditional industries. Wen Qing­long, a master silversmith, was trained as a traditional apprentice. Although he had a solid mastery of the skills of his craft, he could only find work making items to order on a case-by-case basis. With the help of CAN, however, he began to see beyond this traditional dynamic. He founded an independent studio and developed his own brand of design products, allowing him to engage in artistic creation firsthand. He also works to cultivate an appreciation for his craft through interactive demonstrations and hands-on experience sessions. By continuing to introduce new possibilities to local craftspeople, CAN hopes to continue to make use of local resources and find new meaning in old arts. 

Cultural engines powered by old and new

In addition to their efforts currently underway in San­xia, CAN has also set up Da San Ying Cultural Tours, a travel platform for excursions that connect San­xia to the neighboring towns of ­Yingge and Daxi. The three towns, long established along the Da­han River Valley, are responsible for the development of San­xia indigo dyeing, ­Yingge ceramics, and Daxi wood carving, and each possesses a distinctive craft culture. The tours are helping to popularize the culture and history of the traditional industries of the three localities. Ten percent of all proceeds from the tours is donated to local nonprofit organizations and provides funding for sustainable development projects for both the towns and the surrounding countryside. Cultural tourism thus becomes a vehicle for social change.

By compiling a cultural record, rethinking education, reviving traditional industries, putting tourism to work, and responding to public concerns, CAN is taking a multi­pronged, innovative approach to finding contemporary value in traditional crafts and discovering the potency of change. The varied plans for revitalization are infusing the old city of San­xia with new vibrancy powered by old and new alike. The town is ready for a future of endless possibilities.

百年老街 三角湧舊城新力

文‧白騏瑋 圖‧甘樂文創 翻譯‧Robert Green

長久以來,擁有豐富自然資源的地區,吸引人類群聚生活而形成了聚落及城鎮,順應著當地具有的條件發展出特色產業與文化。三峽昔稱「三角湧」,位於台北盆地的西南方。三面環山,僅西北一隅面向大漢溪河谷平原,經歷百年洗禮,造就這座城鎮獨特且迷人的文化樣貌。

 


 

漫步在三峽老街的紅磚拱廊,巴洛克風格的裝飾立面在午後斜陽中閃耀。自清代以來,得天獨厚的地理與物產環境,使三峽因河運而興起,茶葉、樟腦、染布、木材、煤礦等產業發展興盛,三峽老街成為商號聚集的繁榮之地,經歷日據時期大正四年(1915年)的街區改正計畫而成為今日街區的建築樣貌。

 

矗立一世紀,見證三峽興衰的紅磚老街

然而,依靠河運興起,卻因為水圳的建立、陸上交通網絡的開發完善,使其失去交通運輸之優勢,自此逐漸沒落。老街因建築老舊,商家紛紛外移,一度面臨拆除命運,2004年在政府的主導下啟動整建計畫,最後於2007年重新開幕,店家進駐、遊客絡繹不絕,三峽老街從此邁入新的篇章。

歷經了繁榮、沒落、重建、重生,三峽老街在2016年度過了百歲紀念,昔日因產業貿易而興盛的街道,一世紀之後隨著時代變遷成了熱鬧的觀光老街,過往的街區風貌只能從牌樓立面上的文字和圖樣找尋蹤跡。

邁開腳步走進街區,不同的氣味、聲音、形形色色的人文景物在此交會,不難發現這座舊城裡仍隱藏著許多傳統工藝產業,許多職人依舊堅守著本業,一生懸命,交織出了三峽特有的人文風景和氣味。

 

三峽藍染,傳承百年文化

集交通、水源、自然作物等條件於一身,三峽曾經是北台灣最重要的染布業中心,仔細觀察,能夠發現老街保留下許多「染坊」牌樓立面,三峽藍染曾經沒落,然而在地方許多有志之士的努力下重新擦亮「三峽染」這塊招牌。

「藍染的顏色很神奇,我愛上藍染創作的無限可能性。」廖寶桂參與三峽藍染文化的復興計畫,打從在山中與「大菁」(製作染料的原料作物)初次相遇,就開啟了她與藍染的不解之緣。透過採集大菁、製作染劑的親身實作,廖寶桂深刻體會到藍染的奧妙,「新鮮的大菁採集回來,必須經過浸泡、打藍、反覆沉澱等過程,才能製作出好的藍靛和穩定的染液。」廖寶桂說,唯有如此費工的過程,才能得到理想中的美麗靛藍色,搭配藍染師傅不同技法,創作出獨一無二的作品。十多年來的經驗累積,廖寶桂探索不同技法及媒材的的可能性,並將三峽人文風景融入創作,透過藍染更加認識這塊土地,也持續以雙手與大菁演繹三峽的人文與歷史,延續「三峽染」百年文化。

 

木雕、陶藝,典藏東方藝術

三峽祖師廟,自古就是三峽、土城、鶯歌、大溪等地的信仰中心,1947年進行第3次重建,由三峽在地藝術家李梅樹教授主導,集建築、石雕、木雕、銅雕等精彩作品於一堂,素有「東方藝術殿堂」的美名,至今仍香火鼎盛。

木雕師傅洪耀輝參與了1986年至2001年的祖師廟修繕工作,國中畢業後便開始學習木雕,常常得跟著師傅四處奔波,到全台各地廟宇雕刻,練就一身紮實基礎。

攤開工作包,各式尺寸、形狀的工具排列開來,只見洪耀輝手操雕刻刀,堅定而精準的在木頭上鑿出痕跡,如此一點一滴的累積,最後才能成就栩栩如生的木雕作品。「現在很少年輕人會想學這個了」,雕刻經驗超過30年的洪耀輝,知道箇中辛苦,然而秉持對傳承的使命感,持續在大學裡開班授課,期望找尋傳承的契機。

講到陶藝,大家最先想到的會是毗鄰三峽的鶯歌,但是陶藝師傅李志豪卻選擇三峽作為創作的基地。最初學習雕刻起家的李志豪,因緣際會之下來到鶯歌的陶瓷廠上班,充滿興趣的他一做就是10年,累積了對陶藝紮實的知識。

將熱愛的雕刻融合陶藝,李志豪漸漸摸索出自己的創作之路,「在創作的過程中,要與土對話。」李志豪認為「土」、「火」、「心」三者之間的協調,是做好陶藝最重要的關鍵。為了讓雕刻的美在作品上完美呈現,選擇不使用釉料,開始鑽研柴燒,更特別選用三峽泥土融入創作原料,李志豪解釋,「三峽環境好、水質好、土質也好,最特別的是三峽土含有豐富的礦物質,會在窯燒之後顯露出迷人的特質。」

除此之外,不同質地的土也會創造出不一樣的肌理紋路,加上柴燒過程自然落灰所形成的發色,讓李志豪的作品質樸而自然,又在細節中充滿不平凡。無論茶席間、餐桌上或生活中的裝飾擺設,李志豪的柴燒陶之美,盡在日常生活中流露。

 

打破學習的藩籬,隱身舊城的職人篇章

三峽在地社會企業團隊──甘樂文創深耕在地,長期記錄三峽文化。創辦人林峻丞為在地返鄉青年,在返鄉的過程中重新認識自己的家鄉,發掘許多家鄉文化的珍貴與美好。透過採訪及文字的撰寫,甘樂文創六年多來累積了20位在地傳統產業故事,發現傳統職人們雖擁有紮實的技藝,卻普遍面臨到「傳承」及「生存」兩大嚴峻考驗,林峻丞認為,要延續文化,必須找尋到傳統產業在未來的新世代價值,於是「職人小學堂」計畫漸漸醞釀成型。

第一步,甘樂文創選擇「在地文化‧在地扎根」。2015年開始策劃「職人協奏曲」校園巡迴展,轉化採訪文案,把職人產業故事帶入校園,讓每位學童認識家鄉文化,更進一步邀請職人進入校園,透過實境生動的技藝展演,引發學童學習興趣,「在進入校園的過程中,會發現職人與孩子們的互動是熱絡且真誠的,總會有特定一兩個小朋友對某項技藝特別有興趣或天份,藉此找到技藝傳承的契機。」林峻丞期待,透過三峽地區8所國小的巡迴展出,能讓在地孩子看見不一樣的在地文化。

除了更活潑的學習體驗之外,甘樂文創團隊更於2016年發展出「職人小學堂」計畫,導入「社區就是教室,職人就是老師」的學習觀念,拋出「職人工藝串聯學科」的新想像,林峻丞說明:「這些傳統產業所運用到的知識與技術,其實就是學校學科教育的延伸,也可以說是學科的實用版,我們想像這些技藝能夠成為學生們絕佳的活教材,而工藝師們就是最棒的老師。」舉辦動、靜態的展演之外,計畫團隊也與各學校串聯發展特色課程,例如與五寮國小合作的「小小主播台」,以及與龍埔國小搭配的「小記者尋訪老職人」計畫,除了將職人帶入校園,同時也邀請學生進入社區,與社區產業文化有更多互動。

 

找尋傳統產業文化的新世代價值

「跳脫框架,拋出想像,教育可以不一樣。」為了將概念推廣、激盪更多想像,甘樂文創與國家教育研究院合作策展,將職人小學堂計畫構想完整呈現,以展覽延伸為教育發想平台,期望與老師、專家們腦力激盪,找尋未來的新可能。

同時,也在2016年11月參與了亞洲最大創新教育展──「雜學校」特展,期望將理念及想像散播各地,甘樂文創相信,不同社區保有各自的產業、文化、資源,都有機會發展出一套獨特的、以社區及孩童為本的學習方案,或許能為台灣教育帶來新的篇章。

職人小學堂計畫只是個開始,林峻丞深知,要傳承技藝、延續文化,最重要的是產業必須要能夠「生存」。現代人追求方便、快速,加上與傳統文化習俗逐漸脫鉤,讓傳統工藝與一般民眾生活產生疏離。甘樂文創期望能透過「再設計」重新開啟傳統工藝與民眾間的溝通橋梁,以識別、產品、空間設計精準傳達傳統工藝的價值,重新與民眾建立連結,讓社會重新看見傳統工藝的珍貴與價值。

「三藝金工」是甘樂文創透過「設計力」影響傳統產業的絕佳範例,溫清隆是傳統學徒制出身的金工師傅,擁有一身紮實功夫,卻只能以接案代工維生。透過與甘樂文創的串聯,溫清隆跳脫傳統金工師傅的框架,成立個人品牌工作室、發展設計商品、嘗試進行藝術創作,更提供體驗服務,傳達手作金工的溫度。透過盤點與對象媒合,甘樂文創希望持續運用設計資源,為社區裡的傳統產業找到新世代的價值。

 

串聯發酵,新舊融合的文化新力

傳統產業的創新能量除了在三峽醞釀發酵,甘樂文創更建構「大三鶯文旅日興會社」旅遊平台,串聯鄰近的鶯歌、大溪發展出「鶯歌陶」、「三峽染」、「大溪木藝」產業文化,推廣三地產業、人文、歷史文化,並且導入回饋機制,將旅人消費的10%回饋給在地非營利機構,成為建構城鄉永續發展的基金,讓文化旅遊成為改變社會的方式之一。

透過文化記錄、教育翻轉、產業復興、旅遊共好、公益回饋,甘樂文創從不同面向切入,以創新模式找到傳統職人文化的新價值,在三峽這座舊城中漸漸醞釀出一股新舊融合的文化能量。

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