「海洋ごみ」問題から

一人ひとりの行動を考える
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2019 / 6月

文・鄧慧純 写真・莊坤儒 翻訳・山口 雪菜


アホウドリが誤って海に浮かぶプラスチックごみを飲み込んで死に、浅瀬に乗り上げて死んだアザラシの胃からは大量のポリ袋が発見され、ウミガメは漁網に絡まれて死んでしまう。次々と発見される海洋生物の死が教えてくれるのは、人類がほんのひとときの便利さのために使ったものが、環境と生態に深刻な危害を及ぼしていることである。

 

 


プラスチックが発明されてからわずか60年余りだが、その濫用と廃棄が生態を脅かしている。研究によると、毎年約800万トンのプラスチックごみが海に捨てられている。国連の予測によると、2050年、海洋ではプラスチックが魚より多くなるとされており、世界各国がプラスチックの使用削減に取り組んでいる。

台湾ももちろん例外ではない。台湾のプラスチックごみ削減政策とリサイクル制度は、欧米の多くの国の先を行っており、政策面では2030年のプラスチック使用廃止に向けて歩んでいる。政策以外にも、民間による自主的なビーチクリーン活動が行われており、多くの人がサステナビリティのために努力している。

ありとあらゆる「ごみ」

ビーチクリーン活動に参加し、実際に砂浜のごみを拾い集めたことのある人なら、「ありとあらゆるごみがある。どんなごみがあっても不思議ではない」ことを実感できるだろう。

海に囲まれた台湾は、海流のおかげで水産資源に恵まれているが、一方で、海を通して世界各地から海洋ごみが流されてくる。

「海洋ごみ」について調べるため、私たちはその第一線である澎湖に、海洋ごみをアート作品に変えることで知られるO2 Labを訪ね、彼らとともにビーチクリーン活動を行なった。みんなで手分けをして担当するエリアのごみを々と拾い集める。海は青く澄んでいるが、手前の砂浜は大量のペットボトルやビニール、漁網や発泡スチロールなどに覆い尽くされている。10メートル四方の範囲を1時間清掃しただけで、歯ブラシ、注射器、ストロー、サンダル、ペットボトル、発泡スチロール、空き缶、ガラス瓶、浮き、漁網、電球、玩具などで50キロ入る袋はいっぱいになった。一緒にビーチクリーンをした人によると、薬品が入ったままのアンプルや、位牌、電池、麻雀牌などを拾ったこともあり、また浴室がまるごと流れ着いたこともあるそうだ。その床はペットボトルの蓋でモザイク状に作られ、棚にはシャンプーや歯ブラシ、歯磨き粉、ブラシなども揃っていたそうだ。これらの海洋ごみは国境を越えた人類の生活廃棄物なのである。

だが、台湾の海岸はかつてはこんな状態ではなかった。中央研究院生物多様センターの鄭明修研究員は海洋の生態を研究しており、40余年のダイビング歴もある。彼は澎湖の出身で、幼い頃に住んでいた白沙郷は手つかずの海岸が美しく、生物種も豊富だった。しかし経済発展や都市開発が進んだ結果、海の生物の生息地は破壊されてしまい、彼は社会に向けて海洋汚染の深刻さを訴え始めた。ボンベを背負って海に潜り、サンゴ礁を覆った漁網を取り除き、アオウミガメの肛門に詰まったビニール袋を除去した。彼は台湾西南の南シナ海にある東沙島を50回以上訪れ、その海岸に積みあがった海洋ごみを見て憤りを覚え、海洋ごみの研究を始めたのである。2018年、彼はチームを率いて東沙島を5年をかけて調査し、海洋ごみ漂流軌跡シミュレーションの研究成果を発表した。この論文は台湾で初めて、権威ある国際学術誌『Environmental Research Letters』に掲載され、プラスチックごみ対策と海洋の持続可能性に関する科学的根拠を提供した。

科学者は実地調査を通して海洋ごみが環境におよぼす危害を証明できるが、身近な海岸を訪れれば、その深刻さは誰の目にも明らかだ。

O2 Lab:海洋ごみをアートに

2019年初め、幾度も転居を繰り返してきたO2 Lab(海漂実験室)は澎湖県湖西郷の劉門村に落ち着いた。この実験室の責任者は桃園県出身のカメラマン唐采伶である。澎湖の人と自然を愛する彼女だが、ここに来てみてはじめて美しい海岸に絶え間なく海洋ごみが打ち寄せられてくることに気づいた。

唐采伶は自主的にビーチクリーン活動を開始し、フェイスブックでその時間を公表して参加を呼びかけた。最初の頃はいつも一人で際限のない海洋ごみと向き合っていたが、ある日、遠くから3人の観光客が歩いてくるのが見えた。彼らは唐采伶を応援しようと、飛行機を降りるとすぐに海岸に来たのである。「彼らのおかげで、一人の力は小さくても、それを誰かが見てくれて、誰かに影響をおよぼすことが出来ることに気づきました」という。台湾人は一人でビーチクリーンをするのを嫌がるが、「私が先頭に立って、みんなに寄り添うことができます」という。

ビーチクリーンをしながら、彼女はごみをアートにして人々に関心をもってもらいたいと考えるようになった。彼女はチームと一緒にアイディアを出し合い、浮き輪でイカを作り、漁網で手提げ袋を作った。また海洋ごみの満漢全席やクリスマスツリーも作った。それらの作品を台湾のマーケットで販売しているが、買っていった人の中には翌年澎湖を訪ねてきて海岸の様子を目にし、自分のライフスタイルを変えた人もいるという。

唐采伶とそのチームは多くの時間をかけて海岸を清掃し、ごみを洗浄乾燥させて分類し、再利用できるようにしている。例えば破れたビニールはアート創作に使えるし、学校の図工で材料として用いることもできる。こうして資源を再利用すれば子供たちも達成感を得られ、環境を大切にする心がはぐくまれることだろう。

こうしたO2 Labの行動は少しずつ注目されるようになり、唐采伶は中国や香港、日本の沖などに招かれて経験を語り、それと同時に海外のやり方も学んでいる。中国では、浙江省から流れ着いた漁業用の浮きを改造した装飾品を贈った。こうした交流から、中国大陸側も海洋ごみの問題に関心を注ぎ始めた。

RE-THINK:海洋ごみの図鑑

「私は100の方法で海洋ごみの物語を語っています」と話すのはRE-THINKを創設した黄之揚である。2013年から彼は台湾一周ビーチクリーン活動を開始したが、続けるうちに無力感に襲われるようになった。「ビーチで拾い集めたごみをまた他の場所に捨てるだけでは、問題は解決しないと感じました。本当に解決するためには、まず問題を理解しなければなりません」

同じ考えの仲間だけでなく、より多くの人にこの問題に触れて考えてもらおうと、RE-THINKは2018年に『海廃図鑑(海洋ごみ図鑑)』を発行した。海洋ごみの図鑑とは驚かされるが、彼らは真剣だ。写真撮影用のスタジオを作り、海洋ごみの一つひとつをさまざまな角度から撮り、一枚ずつ修正を加えて背景の色をつけ、台湾初の海洋ごみの図鑑が完成した。イギリスのガーディアン紙も、この行動を報道した。多くの人は、黄之揚はなぜこんなに真剣なのかと笑うが、それでも海洋ごみの神秘的な質感に衝撃を受ける。

黄之揚は、海洋ごみの背景を多くの人に知ってもらいたいと考えている。海洋ごみが出現する場所やその原因などはどれもじっくり考える価値がある。これは地球規模のテーマであり、誰もが海洋ごみを出しているのである。RE-THINKは皆が目を背けている海岸のごみをファッショナブルな姿に再現し、その問題に目を向けさせようとしているのである。

黄之揚とその仲間たちは、海洋ごみの一つひとつに物語を書き添え、一時大流行したポケモンGOのコンセプトを用い、海洋ごみをモンスターに見立ててそれが出現する場所や個体値も表示した。中にはこんなものもある。1988年の台湾の軍用食は30年もの歳月にわたって海を漂い続け、そのパッケージにある「同胞愛を発揚し、反共のために団結する」という標語もみ取れる。海洋ごみにはそれぞれ警鐘を込めた物語がある。アメリカのミッドウェーから来たライターは、誤ってこれを呑み込んだために死んだアホウドリの胃袋から出てきたもので、繁体字が書かれていたことから台湾に送られてきたものだ。黄之揚は、こうした物語を通して者に少しでも罪悪感を持ってもらい、自分たちのせいだということに気づいてほしいと考える。

黄之揚は『海廃図鑑』を手に学校を回り、教育から着手している。環境保護を聞き飽きた古い問題ではなくするために、斬新な方法で客観的な事実を見せ、子供たちの興味と関心を喚起しようとしている。海洋ごみの写真を見て行くと、ほとんど原形をとどめないものもあるが、どれもが私たちの暮らしと密接に関わるものばかりで、これを見ることで自分がどんな行動を採ればいいのか考えるようになる。

人と自然のつながりを見つめなおす

鄭明修は、政策や教育、行動など、根源からの解決を考えなければ、本来の海の生態は取り戻せないと訴え、四つの行動を挙げる。環境と野生生物を結び付けたモニタリング計画、漂流ごみの陸地での処理、国際協力による情報交換と漂流ごみの軌跡追跡、市民の環境意識の向上である。

黄之揚は、プラスチック製品使用廃止に向けた政府の政策に協力するよう人々に訴えるとともに、一人一人が生活習慣を改めてゴミを減らすことから始めるべきだと語る。また、「環境保護」という問題に対して批判的思考をするよう呼び掛ける。たとえば現在は「プラスチック」が諸悪の根源のように言われているが、プラスチック自体に罪はなく、問題はその使用方式である。最も良くないのは一度きりの使い捨てだ。エネルギーを費やして製造された製品を数分使っただけで廃棄することの罪は大きい。「私は、なるべくそいういう罪を犯さずに済むものを使いたいと思います」と黄之揚は言う。

プラスチックの使用削減が叫ばれるようになり、代替素材も次々と開発されている。しかし、代替素材の多くは複合材料であり、リサイクルは難しい。周辺措置やリサイクル制度が整っていないため、台湾では焼却処理するしかなく、これはまた別の問題を引き起こす。

さらに「環境保護」を謳う商品も、本当に環境にやさしいとは言えない。例えば、ステンレス製ストローの生産には大量のエネルギーが消費されるし、紙製品は大量の水を使って作られる。「布製のエコバッグも、131回使ってはじめてポリ袋1枚と同様の環境負荷になる」という報告もある。したがって、プラスチックの使用を減らし、エコバッグを使い、使い捨て食器を使わないというだけで環境にやさしいわけではなく、重点は「使用習慣」を変えることにあると言う。

「ごみ削減は、ほんの少し不便になることから始めるべきで、食器や水筒を持ち歩くべきです」と唐采伶は言う。行動を変えるには時間がかかり、周囲の人の影響もあるので、少しずつ浸透させていかなければならない。彼女の周囲でも、食器を持ち歩き、ごみを減らす努力をする人が増えてきたという。

O2 Labはビーチクリーンを少しでも楽しいものにしようと努力している。みんなで砂浜の清掃をした後、きれいになったビーチで海を眺めたり、海に入ったりする。そして海洋ごみを使ってピクニックの光景を作り出して写真を撮り、SNSにアップする。あるいはカヤックでの遊びを組み合わせたり、無人島へ行ってビーチクリーンをしたり、インスタレーションアートを制作したりといったプログラムを組む。

著名な動物行動学者のジェーングドールは、「知ることによってはじめて関心を持つことができ、関心を持つことによってはじめて助けることができ、助けることではじめて救うことができる」と語った。人と自然とのつながりを取り戻し、クリーンになった美しい砂浜を見つめれば、心の中におのずと答えが浮かんでくるだろう。そうすれば、海洋ごみ問題の解決への道が見えてくるかもしれない。

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Oceans in Trouble

The Marine Debris Crisis

Cathy Teng /photos courtesy of Chuang Kung-ju /tr. by Phil Newell

An albatross mistakenly eats a plastic product floating on the ocean surface and dies; the stomach of a beached seal is found to be full of plastic bags; and sea turtles that should be roaming the seas carefree become entangled in fishing nets and drown. Image after image of tragically killed sealife indicates that for the sake of a little convenience, human beings are exacting a bitter price from the environment.


It is only in the last 60 years that plastic products were invented and popularized. But because they are used to excess and discarded whenever and wherever users want, they have created an environmental cata­strophe. Academic studies indicate that each year about 8 million metric tons of plastic waste are discarded into the ocean, while the United Nations estimates that by 2050 there will be more plastic waste in the sea than fish.

Taiwan is a member of the international community, and naturally cannot remain aloof from this problem. Taiwan’s restrictions on the use of plastics and its re­cyc­ling mechanisms are in fact more advanced than those in many Western countries. In terms of policy, plastic products are being banned or restricted one after another, and a schedule is in place to continue to reduce plastic use through 2030. Besides government policy, there have also been non-governmental advocacy and independent beach cleaning activities that allow every­one to contribute to environmental sustainability.

We have everything

If you have ever taken part in a beach cleaning, you will agree that the phrase “we have everything, nothing is too strange to be here” applies not only to auction stages, but also to marine debris.

Taiwan is surrounded by ocean, which means that our climate is moderated by monsoons, and marine currents bring migratory fish close to our shores. But the sea also links us to other nations, so that Taiwan is forced to accept an exchange of “gifts” from all over the world—in the form of trash thrown into the sea, known as “marine litter” or “marine debris.”

For this report on marine debris, we took a trip to one of the front lines in the war on ocean trash—the ­Penghu Islands. There we visited the O2 Lab, which has become famous for turning marine debris into works of art, and we also joined in one of the regularly scheduled beach cleaning activities of O2’s craft team. We could look out over the clear blue sea, but the beach next to it was covered with PET bottles, pieces of plastic, discarded fishing nets, and polystyrene foam. This is something that previously we had only heard about, but on this day were witnessing it first hand. Within an area a mere ten meters square, we cleared away several sackfuls of marine debris, including toothbrushes, syringes, drinking straws, flip-flops, PET bottles, polystyrene, glass bottles, floats, fishing nets, lightbulbs, and toys. During the beach cleaning, participants shared various curious objects they had discovered, including sex toys, ampoules filled with medicines, religious memorial tablets, mahjong tiles, and emergency lighting gear. There are no borders to this debris; all of it is trash from the daily lives of human beings.

But Taiwan’s beaches have not always been this way. Jeng Ming-­shiou, a research fellow at the Academia Sin­ica’s Biodiversity Research Center, is a ­Penghu native who has been researching the marine ecology and doing scuba diving for more than 40 years. He says that when he was little the white sand beaches of his home island, Baisha, were pristine and beautiful, with a rich variety of marine species. But in the wake of economic develop­ment and urban growth, the sea bore the brunt of the destruction and seafloor habitats for ocean life were destroyed or damaged. This caused Jeng to come out from the ivory tower and appeal to society to pay heed to the severity of the pollution of the marine environment. In 2018, he published the results of his research team’s surveys and modeling, conducted over five years, of the trajectory of the flow of trash in the seas around the Dong­sha (Pratas) Islands, which lie 400-plus kilometers southwest of Taiwan. It was the first ever academic paper from Taiwan published in the authoritative international journal Environmental Research Letters, and provides an important scientific basis for the management of plastic waste and for ocean sustainability.

Scientists use empirical surveys to gather evidence of the damage that marine debris wreaks on the environment. But in fact you merely need to walk to the nearest beach to discover overwhelming amounts of ocean trash; it just depends on whether you are willing to acknow­ledge what you see.

O2 Lab: Using marine debris for art

In early 2019 the O2 Lab, which had already relocated several times, settled into Long­men Village in Huxi Township on ­Penghu’s Ma­gong Island. O2 Lab’s director is Tang Tsai-ling, a photographer from Tao­yuan who fell in love with ­Penghu and decided to move there. But she also discovered that in addition to sea views of unmatched beauty, there is also an endless stream of marine debris that comes ashore at each tide, defeating all efforts to clean it up.

Tang Tsai-ling began to do beach cleaning on her own, and also posted beach cleaning times on Facebook, inviting everyone to lend a hand. At first, on countless days it was her alone facing off against marine debris stretching as far as the eye could see. Then one day, when she had assumed she would be cleaning the beach alone as usual, she saw in the distance three travelers who had rushed to the beach directly after disembarking from their airplane in hopes of lending Tang a little energy and support. “Their arrival made me feel that no matter how small the power of a single individual, it is still possible for you to influence others.” Moreover, Taiwanese are always afraid of doing something as unconventional as cleaning a beach alone, but Tang says: “Never mind: I will be the person who leads the way and stands by your side.”

Besides cleaning beaches, Tang began to rework marine debris. “I wanted to turn sea trash into something beautiful, to attract the attention of people who had never paid attention to the issue of marine debris.” She and her team of craftspeople have combined their creative ideas, turning floats into squid-shaped hanging decorations and discarded fishing nets into tote bags, using sea trash to create an installation piece depicting a marine debris banquet, and even decorating a marine debris Christmas tree.

Tang and her team have invested much time and energy in collecting trash from beaches, washing it, separ­ating it by type, and drying it in the sun, so that it can be reused. This includes, for example, using fragments of plastic to make artistic creations, or using items of sea trash to substitute for new materials in school arts classes. In this way, not only can resources be reused, but children can get a greater sense of achievement by transforming trash themselves. However, even more important are the team’s ideals and intentions to take care of the environment.

An illustrated guide

“I want to tell you the story of marine debris in a hundred different ways,” says Jason ­Huang, cofounder of RE-THINK. The group began to promote beach cleaning activities around the coast of Taiwan in 2013, but after a while they were overcome by a deep sense of powerlessness. “Cleaning up a beach and then throwing away the trash is like throwing away the problem. But how can you resolve a problem if you don’t first understand it?” ­Huang asks.

To break out of the environmentalist bubble and get more people to engage with environmental issues, in 2018 RE-THINK came out with an unusual new book entitled An Illustrated Handbook of Marine Debris. With a very earnest attitude, RE-THINK set up a mobile photographic studio and photographed pieces of ocean trash from 360 degrees, then processed the images one by one and added background colors, to complete Taiwan’s first encyclopedia of marine debris. This action was even reported on by the UK’s Guardian newspaper. Many who at first wondered what on earth ­Huang was doing being so earnest and grandiose have nonetheless been awed by the distinctive and mysterious textures of the marine debris.

Huang and his partners even wrote a text and story to accompany each item of sea trash, incorporating concepts from the popular game Pokémon Go to transform marine debris into weird creatures from the seafloor, while noting the location where each piece of marine debris was discovered and even posting “hit points.” Readers learn that much marine debris is virtually indestructible, taking decades or centuries to break down. There are some astonishing stories associated with some of the items. A lighter that had been swallowed by an albatross was found in the bird’s stomach on Midway Island. Because there were traditional Chinese characters printed on the lighter, it was mailed to Taiwan and is recorded in the Handbook. ­Huang says the stories were not selected for their novelty, but are written in hopes of giving readers some small “sense of guilt,” demonstrating that these are consequences that all must suffer.

Looking at a piece of marine debris, it can be difficult to recognize what the item originally was. But most are things intimately connected with our daily lives. The next step is for us all to think about what action we can take.

Rebuilding links between humanity and nature

Jeng Ming-­shiou encourages us to think about the source of the problem, and to tackle it through policy, edu­ca­tion, action, and advocacy. He suggests that manage­ment of the marine environment should include four major aspects: “combined monitoring of the environ­ment and wildlife,” “bringing marine debris onshore for processing,” “international cooperation and informa­tion exchange, and tracking of debris drift paths,” and “raising citizens’ environmental consciousness.”

In addition to urging citizens to support the government’s policies to ban plastics, Jason ­Huang has also begun working to change habits and reduce waste. But he reminds us all to think critically about environmental issues. For example, with regard to “plastic reduction,” ­Huang explains that plastic items are not in themselves inherently evil; the problem lies in how people use them. Following calls for plastic reduction, many ­substitute ­materials have been developed and come onto the ­market, but these substitutes are often composite mater­ials that are difficult to recycle. Without suitable recycling channels, the only option in Taiwan is to incinerate them, which creates a new problem. In addition, “environ­ment­ally friendly” products do not protect the environment just by being purchased. Studies indicate that an “environ­ment­ally friendly” cotton bag has to be reused 131 times for its environmental impact to be less than that of one plastic bag. Thus we do not protect the environ­ment simply by reducing our use of plastics, owning environmentally friendly bags, and not using disposable eating utensils; the main thing is our “habits of use.”

“Reducing trash begins with making life a little less convenient, for example by carrying around eating utensils and water bottles,” says Tang Tsai-ling. Changing people’s behavior takes time and peer pressure. Tang’s own friends have begun carrying their own eating utensils and trying to reduce the volume of trash they ­produce.

Racking their brains, the people at the O2 Lab have been striving to make beach cleaning less boring. They invite volunteers to hang around for a while after cleaning a beach, to appreciate the clean sand and the matchless sea views, to play around in the cool ocean water, or to join in the contemporary fashion of checking in on social media. They lay out picnics using marine debris as decoration, or combine beach cleaning with activities like kayaking or creating installation art. This is the kind of thinking behind the launching of activities such as “ocean spray picnics” and “relaxing on a cleaned beach.”

Animal behaviorist Jane Goodall once said: “Only if we understand, can we care. Only if we care, will we help. Only if we help, shall we be saved.” Looking over a beautiful beach that has been cleaned, perhaps we can find an answer in our own minds as to how to renew the connection between humanity and nature. And then perhaps there will be a solution to the marine debris crisis.

海廢浩劫

環境生態急急如律令

文‧鄧慧純 圖‧莊坤儒

信天翁誤食了漂流在海上的塑膠製品而亡,擱淺的海豹肚子裡充滿塑膠袋,原本該在海中悠然自得的海龜卻被漁網纏繞致死,一幕幕海洋生物枉死的事實說明了人類為了一時的便利,卻讓環境生態付出沉痛的代價。


塑膠製品被發明、普及才短短六十多年,卻因被濫用、隨意拋棄,造成生態的浩劫。學界研究,每年約有八百多萬噸的「塑膠垃圾」被丟進海洋;聯合國預估,到了2050 年,海洋裡的廢棄塑膠將比魚還要多。鑒此,世界各國均積極應對,發布禁塑、減塑政策。

台灣是地球村的一員,自然不能置身事外。台灣的限塑政策與回收機制,走在許多歐美國家之前,在政策上循序禁限塑膠製品,更已規劃到2030年全面禁用的時程表。除政策制定外,民間的倡議與自主淨灘,大家都為環境永續而努力。

什麼都有,什麼都不奇怪

若您曾參與過任何一場淨灘活動,親身撿拾過海灘上的垃圾,那您一定會認同「什麼都有,什麼都不奇怪」這句標語,不只適用在拍賣平台上,也適用在海廢垃圾上。

台灣四面環海,得天獨厚地享受洋流調節氣候與帶來的洄游漁獲,但另方面,因為海域相連,也被迫接受來自世界各地的交換禮物──海洋廢棄物(簡稱「海廢」)。

為了報導「海廢」專題,我們飛了一趟海廢垃圾的一級戰場──澎湖,拜訪改造海廢為藝術品而聞名的O2 Lab海漂實驗室,並參加海漂藝工隊例行性的淨灘。分配好淨灘的區域和工作,大家就埋頭在各自垃圾堆中。以前僅是耳聞,如今親身體驗,望著清澈湛藍的海水,但與之相接的沙灘上卻插滿寶特瓶,滿布塑膠碎片,隨處散置廢棄魚網、保麗龍。僅10公尺見方的小範圍,短短一小時內,清出了牙刷、針筒、吸管、拖鞋、寶特瓶、保麗龍、金屬罐、玻璃瓶、浮球、漁網、燈泡、玩具、船用警示燈等數個裝滿50公斤米袋的海廢垃圾。淨灘過程中,夥伴們一路分享曾經淨灘出土的物件,包括情趣用品、盛裝藥品的安瓿、船舶緊急用水、神主牌位、電池、麻將牌,他們還曾撿了一間浴室,地板是用寶特瓶瓶蓋拼成的馬賽克,木架上有洗面乳、沐浴乳、洗髮乳、牙刷、牙膏、梳子等等,一應俱全。這些海廢,不分國界,都是人類生活的廢棄物。

但台灣的海灘原本不是這樣的。中央研究院生物多樣中心研究員鄭明修從事海洋生態研究及潛水四十多年了,老家在澎湖,小時候住的白沙鄉原始而美麗,物種生態也豐富多元;但隨著經濟發展、都市開發,海洋首當其衝,海底生物的棲地遭破壞,讓他走出學術的象牙塔向社會疾聲呼籲海洋生態汙染的嚴重,付諸行動,他還背著氧氣筒到海裡淨海,解開覆蓋在珊瑚礁上的漁網,為綠蠵龜拉出阻塞在肛門的塑膠袋。他登陸位在台灣西南海域上的東沙島不下50次,看到岸邊滿滿的海廢,真的讓人生氣,才開始進行海廢研究。2018年,他將團隊耗時5年,在東沙島調查與模擬垃圾在海中漂流軌跡的研究成果發表,是國內第一篇獲刊登在國際權威《環境研究期刊》(Environmental Research Letters)上的論文,也提供塑膠物治理與永續海洋重要的科學依據。

科學家可從實證調查提供海廢危害環境的佐證,但其實只要走一趟鄰近的海域,即可發現病入膏肓的海廢沙灘,就端看您是否視而不見,察而不覺。

O2 Lab:海廢不廢,用海廢做藝術

2019年初,幾經遷徙的O2 Lab海漂實驗室落腳在湖西鄉龍門村。實驗室的負責人是來自桃園的攝影師唐采伶,因為愛上澎湖人的熱情、澎湖的自然,選擇在此住下,卻也發現在無敵美麗的海景之外,澎湖遭受隨著潮汐而來、源源不絕的海廢侵擾。

唐采伶開始自主淨灘,並在臉書上發布淨灘時間,歡迎大家一起響應。草創初期,無數的日子都是她一個人面對一望無際的海廢。某一天,當她依舊以為是一個人的淨灘,卻看到遠方迎面而來的3位旅客,他們剛下飛機就衝到海邊,希望給唐采伶一點點力量與鼓勵。「他們的出現讓我覺得不管一個人的力量有多小,還是會被人家看見,還是可以影響別人。」而且台灣人總會害怕,覺得一個人淨灘是特異獨行,「沒關係,我就當那第一個帶頭的人,陪你一起。」唐采伶說。

淨灘之餘,唐采伶開始改造海廢,藝術是她讓社會大眾接近海廢議題的途徑,「我試著把海廢垃圾變漂亮,先吸引不曾關注海廢議題的人。」她和藝工隊一起集思創意,把浮具改造成小管,廢棄魚網變成提袋,還曾經用海廢烹調一桌海廢滿漢大餐,裝飾一株海廢聖誕樹。把改造後的海廢藝術品帶到台灣的市集,許多朋友買了飾品,隔年到澎湖找她,見識到澎湖海灘的真實,就會嘗試改變自己的生活型態。

唐采伶和團隊耗費許多時間與精力,不辭辛苦地淨灘、收集、洗淨、分類、曬乾,讓海廢可以再次被利用,比如利用塑膠碎片做藝術創作,又或學校的美術課程可以用海廢來代替新的材料,這樣一來,不僅資源能再被利用,小朋友自己改造垃圾,成就感更大,但更重要的是團隊珍惜環境的理念和心意。

O2 Lab海漂實驗室的做法逐漸受到注目,唐采伶也受邀到中國、香港、日本沖繩分享,也吸取國外的做法。她到中國時,還特地將從浙江飄過來的漁業浮具,稍加改造,當成伴手禮送給對岸的朋友,禮尚往來,也讓對岸開始重視海廢的嚴重性。

RE-THINK:超時尚的海廢圖鑑

「我就是要用100種方式跟你說海廢的故事。」RE-THINK的創辦人黃之揚說。2013年開始推動環島淨灘活動的RE-THINK,但時間久了,沉重的無力感襲來,海廢怎麼清都清不完,「淨了灘,把垃圾丟掉,好像也把問題丟掉一般。但如果撿到問題沒有先了解問題,怎麼去解決問題呢?」黃之揚提出疑問。

為了突破同溫層,讓更多民眾接觸、關心環境議題,2018年,RE-THINK推出超ㄎ一ㄤ的《海廢圖鑑》,「什麼?海廢可以做成圖鑑?」您沒聽錯,RE-THINK用超認真的態度,架起攝影棚,將每一件海廢360度拍攝,再一張張修圖,配上底色,把海廢像精品一樣展示,完成台灣第一本海洋廢棄物百科,此舉還獲得英國《衛報》報導。許多人虧黃之揚幹嘛這麼認真,做得那麼浮誇,卻又被海廢特殊而神祕的質感給震懾了。

黃之揚想告訴大家,其實海廢背後的脈絡、出現的地點和原因都值得好好想一想,這是一個全球性的議題,任何人都是海廢製造者,RE-THINK將大家最避而不見的海廢,化身成最時尚的垃圾,要大家再重新看見海廢垃圾。

黃之揚和伙伴還為每一件海廢寫下文字和故事,結合紅極一時的寶可夢遊戲的概念,把海廢當作是海底的怪物,註記海廢垃圾出現的地點,為他們標上HP生命值。我們發現每件塑膠海廢幾乎都能百年不滅,千秋萬載。一包民國77年的軍糧,已經在海上漂流超過三十個年頭,上頭的字跡「發揚胞愛,團結反共」仍歷歷可見。海廢也蘊含警世的故事,《海廢圖鑑》收錄了一隻來自美國中途島的打火機,它在因誤食海廢而亡的信天翁肚子裡被發現,因為上面顯示的繁體中文,再被寄回台灣。黃之揚說這些故事,不是獵奇,而是希望讓聽者有一點點的「負罪感」,這些都是「大家的共業」。

黃之揚還帶著《海廢圖鑑》走進校園,從教育著手,讓環保議題不再陳腔濫調,用嶄新的方式去陳述客觀的事實,喚起孩子的興趣與思考。仔細端詳海廢,有些都已經難以辨識出原來的樣子了,但這些東西都與我們的生活息息相關,下一步就是自己思考,要怎麼行動了。

重新建立人與自然的連結

鄭明修提出從源頭思考問題,從政策、教育、行動、倡議各面向著手,否則海洋生態真的將萬劫不復。他建議海洋治理應有四大行動:「結合環境與野生動物監測計畫」、「海上垃圾運回陸地處理」、「國際合作資訊交流並追蹤海漂軌跡」及「提高公民環境保育意識」。

黃之揚懇求民眾支持政府的禁塑政策外,並從改變習慣、減量垃圾開始。行動之餘,他不忘提醒大眾對於「環保」議題該有的批判性思考。以「減塑」為例,黃之揚解釋,「塑膠」在當下彷彿成了萬惡之首,但塑膠本無罪,問題是人們使用的方式。最糟糕的就是一次性使用的垃圾,耗費了能源製造出來的產品,卻僅使用幾分鐘後就被丟棄,真是罪孽深重。黃之揚說:「如果要我形容的話,我會選擇可以回收使用、罪孽不那麼深重的東西。」

而隨著減塑的口號,替代材質紛紛研發問世,但替代材質多屬複合式材質,不易回收,缺乏相關的配套措施與回收機制,在台灣只能以焚化處理,便又產生新的問題。

此外,「環保」商品也不是買了就環保了,生產不銹鋼吸管超級耗能,紙製品非常耗水,還有研究顯示:「一個棉製的環保袋,要使用131次,才跟一個塑膠袋一樣環保。」因此不是減塑、擁有環保袋、環保餐具便環保了,重點還是「使用習慣」。

「減少垃圾就從麻煩自己一點點開始,隨身帶餐盒、水瓶。」唐采伶說。行動的改變需要時間累積和同儕影響,潛移默化地,她身邊的朋友也開始自備餐具、垃圾減量。

費盡心思地,海漂實驗室努力讓淨灘不無聊,邀請大夥淨灘後,多停留一些時間,享受乾淨的沙灘,無敵的海景,泡一泡清涼的海水,搭上當今網紅打卡的風潮,他們用海廢佈置野餐場景,或結合獨木舟划行、無人島淨灘、裝置藝術創作等行程,「浪花野餐」、「淨灘摸魚」等活動就在這樣的想法下成行。

知名的動物行為學家珍古德曾說:「唯有了解,我們才會關心;唯有關心,我們才會去幫忙;唯有去幫忙,我們才能得救。」重新找回人與自然的連結,再好好看一眼淨灘結束後的美麗沙灘,大家心裡或許就有答案了。海廢的浩劫,或許就有解法了。

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